．．．管理人の落書き板

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　ピンぼけでよく見えないかと思いますが、、
　これは "ヤモリ" 君です。

　よく間違えられるのですが、ヤモリは、爬虫類です。
　「『家守』と書く」と言われるほど、家にとって良くない害虫類を食べてくれます。
　なので、むしろヤモリがいる方が縁起がいいとさえ言う人もいるほどです。

　さて、わが家には大きな門はないのですが、表札があるところにはポストと門灯もあり、ちょっとした塔のようになっています。

　夏頃から湿度が上がるにつれ、この門灯には明かりめがけて寄ってくる虫がわんさかと出ます。
　いわゆる"羽虫"ってヤツです。
　そんな虫たちを、このヤモリ君は片っ端から食べてくれていました。

　時には家の壁を素早く走り回っていたり
　時には食い切れないほどの虫を食べて、腹いっぱいっぽく休んでいたり
　時には郵便物を取ろうとして目が合ってしまったり

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　そんなヤモリ君を、嫁さんは「きょうちゃん」と名付けてかわいがっておりました。

　９月も後半になってからは、夏の猛暑がウソだったような寒さになりましたが
　「きょうちゃん」は門灯の熱で体を温めながら、虫を食べて元気に過ごしていました。

　雨の日が増え、湿度が上がると虫も増えるので、えさは十分と言えたでしょう。
　表札の裏に隠れていたのは風が当たらないからかも知れません。
　そして日中は表に出て、ひなたぼっこをしていたのです。

　そんな「きょうちゃん」ですが、ここ１週間ほど、姿が見えなくなってしまいました。　
　さすがに、ここ最近の寒さでは凌げなくなってしまったのでしょう。
　
　どこに行ったのかは不明です。　
　そもそもヤモリは冬眠するのでしょうか。

　門灯の近くには土や草の生えているところがあるので
　その中に紛れ込み、寒さから逃れているのでしょうか。

　無事に冬を越してくれたらいいなぁ。

　ネコがいなければ、家の中に入れてあげられたんですけどね。