007 スカイフォール2013/02/24 00:17

 ダニエル・クレイグに色気のシーンは似合わないなぁ(^^)。やはりはじめっからぶっ飛ばしているアクションシーンが良い。市場を縦横無尽に駆け回ってから列車に乗って乱闘するのはジャッキー・チェンの映画でも見たような気はするけれど・・・ 
 多少マンネリなのに面白いと感じるのは日本人的発想??

 中盤の展開がわかりやすかったし、軍艦島が印象的に出ていた。たぶんその後の廃墟は別なところだったんだろうけど、島の中って雰囲気だった。

 あとはやや強引な設定ではあったのだけれど、らしいと言えばらしいのか。Qの活躍もあったけれど"秘密道具"が役に立つ、ってのは、これもまたお約束ではあるけれど見ていて楽しいし、後がすっきりする。 50年目の節目で、"あの展開"は意外だったかも知れないけど、時期的には(役の人の年齢も考慮して)ちょうど良かったのかも知れないです。

 評価は満点★★★★★。 DVDも買うかぁ。

のぼうの城2012/12/28 22:28

 役所にきっちりとはまっていた人とそうでない人がいた。
 野村萬斎は一人だけ口調が違って浮いてしまわないかと思って心配していたが、見てみれば適材適所。彼でなければできない演技がたっぷりと活かされていたような気がします。
 「あれ」を最初から考えていたとすれば、やはりただのでくのぼうではなくて、ずいぶん強かな戦略だったのかも?

 いっぽう若手陣は・・・ 今の時代ではこの演技が限界なのかな? 時代劇にとらわれない、現代風の口調を取り入れたのは斬新ではあったけれど、演技が昔の時代にタイムスリップしない。
 上地雄輔は上地雄輔だよ。。たとえ甲冑を着ていたとしても。

 と言うわけで、★★★☆☆ではあるけれど、3.5があるのなら3.5にしたいくらいの評価かな。

最強のふたり2012/12/01 23:02

 育ちや地域の違いがあったとは言え、最初からなんとなくこの二人はうまくいきそうだなという気配はあったと思う。
 
 初めの頃はお互いうまくいってなかったかも知れないけど、何を言われても、されても”キレない”ところがいい。 心の奥底で許せている余裕があったからこそできたことだと思う。

 芸術鑑賞と、そのあと適当に描いた画が高く売れちゃったところが面白かった。でも会場の周囲の人たちほど何度も声を上げて笑うほどでもなかったかな。

 σ(ー_ー)も入院して動けなかった時期があったので、そんな人たちはこういうもんでしょ、みたいな対応よりは多少ぶっちゃけてた方がおもしろいし、毎日刺激があるってのは分かるような気がしました。

 評価は★★★★★。ひさびさ満点です。

ダークナイト・ライジング2012/11/26 23:46

 どうしても前回の作品と比較して観てしまうのですが、今回は「ジョーカーとは違ったキャラの悪役が欲しかった」と監督が言うように、ずいぶん中身の変わったストーリーでした。

 ベインは確かに恐ろしいけども、ジョーカーほどの恐怖感がないんですよ。「もし自分がこの街にいたらどうしていただろう??」と考え込ませるような奇怪な行動がなく、とんでもない場面で不特定の市民を殺害していくってのもない。じゃあ何のため? っていうのは後々分かっていくことなんだけど、そこに至るまでの演出は良かったと思います。
 
 でも、ブルースがベインに捕まって連れて行かれた場所が、いったい何だったのかは最後まで分からなかったな。(^^)

 でも映像はすごかった。街中がどんどん爆破されていくシーンはどうやって撮ったんだろう? あとはバットマンの"空飛ぶ武器"?が操られていくところなんかが。

 ロビンやキャットウーマンのような定番キャラもしっかり出ていたし、「3部作」と言いながらなんかまだ終わらないようなラストシーンもちょっと期待できそう。感触が良かったら?ひょっとするのかな?

 良く分からなかったシーンは、もう一度観るよりDVDで全シリーズを買って見直したいな。

 評価は★★★★☆にしましたが、4.5があるんならそれくらいでいいかと思います。

アメイジング・スパイダーマン2012/09/18 22:57

 これまでの「スパイダーマン」と違って意外と見やすかったです。
 それは主人公が無駄に"いじめ"を受けてなかったり、ことがうまく進まないような"もどかしい"シーンがあまり見られないからかも知れません。

 でも敵がどんな形で、どういう風に出てくるかってのは直前まで気づかなかった。なにか悪そうな雰囲気の人はいるなぁとは思ったんだけどねぇ。。。 それからスパイダーマンになってからも完全に強くなれないところとか、そういう所に人間味があって親しみが持てるのかなぁと思いました。

 電車の中で「クレーンのシーンに感動した」と話していた誰かがいたが、σ(・_・)はそれほどでもなかったなぁ。
 あと3Dで見たんだけれども、それだから映像に迫力が出たかというとどうだろう・・・

 評価は★★★★☆で。

メン・イン・ブラック32012/07/12 22:42

 諸事情により見に行く時期が遅れてしまい、気がついたら吹き替え版しかいい時間帯のなくなってしまったので、ひっさびさ吹き替え版で見た。 そしたらCMの声の人が、そのまま"あの人"の声をやっていたので、本編の中身とは関係なく笑っちゃいそうになって、こらえるのに必死になってしまった。。

 この映画は時系列の理屈がとか科学的な技術がどうとか、そういうのを考えれば考えるほどつまんなくなっていく。 画面に出た見た目とそれぞれが言っている台詞をつまんでってそれをかみしめるだけでも十分面白い。 テンポが良くてキレもいいんだな。

 いわゆる"2番煎じ""3番煎じ"は最初に比べてどんどんつまんなくなっていくけど、この作品に限ってはそれがない。 それどころか中身がどんどん洗練されていて「つじつま合わせ」が非常にうまい。 最後の方ではかなりシリアスにさせてもらったし。十分満足でした。

 DVD3本セットが出たら、買っちゃおうかな。★★★★★

映画『紙兎ロぺ』 つか、夏休みラスイチってマジっすか!?2012/06/22 23:40

 ネタバレにならないようにと思ってしばらく書くのやめようとしていたら、いつの間にずいぶんすぎてしまった。。

 TOHOシネマズでやってる、通常の映画の本編の前にちょろっとやってる『紙兎ロぺ』シリーズの劇場版。庶民的な景色とエピソードと、アキラ先輩との会話にじわじわと人気が出てきたので、いわゆる"前座"役だった人がいきなり"真打ち"に移ったような感じだったのですが・・・

 ・・・そもそもなぜこういった話が好きなのかというと、ストーリーや会話の1つ1つが日常良くある話であって、それでいて「ほんのちょっと」ずつ独特の捻り方があって、そんなちょっとした現実性と非現実性の入り交じりっぷりがいいのかな、と思っていたのですが、、
 ちょっとこのストーリーは「非現実的な要素」が多い方に偏っていたかな。

 ラジオ体操だとか、駄菓子屋のおっさんのタイムカプセルだとか、後はバスの中での2人の会話なんかはけっこう良かったのに。
 なんかこう、窃盗団みたいなのはこの世界に入り込むにはあまりに不自然だったのかなぁ。 あとはアキラのお姉ちゃんの走りっぷりでしょうか(^^;。
 でもなんか、言われなければあれが篠田麻里子なんて気づかなかったよ(^^;;。

 ちなみに、この映画の上映前にやっていた小ネタの「宝くじ」のやつも結構面白かったぞ。。

 評価は★★★★☆かな。